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ハーフちゃんたち集まれ!こどもの日とこいのぼりの由来

子供会

こどもの日

 

こんにちはー

今週の日曜日には、海外育ちのお子様達が集まる子供会でした。

 

そして、今週のテーマは「子供の日」「こいのぼり」のお話でしたー。

 

さて、、みんなで自己紹介をした後に、こいのぼりや子供の日のうんちく話や :mrgreen: クイズやビンゴをして、最後に「こいのぼり」の歌を歌って終わりました。

 

毎回、子供会の前にはいろいろと調べて、自分が楽しんでいるのですが、調べたすべてを1時間の子供会でやるのはさすがに無理なので、ここで書いてみようと思いますー。

 




 

こどもの日って男の子だけのものなの?・

 

 

こどもの日は、祝日法2条によって、1949年に「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことが趣旨で制定されたものなんですが、(あら、つい最近ですね。)

 

そうなんですよ。子供の日って、「子供を一生懸命元気いっぱいに育てているお母さんに感謝する日」でもあるんです。お父さんにも感謝してほしいですけどね。 😀

 

 

昔、中国では季節の変わり目に体調を崩さないように、健康を願って厄払いをしていました。菖蒲やヨモギには、強いにおいがあるために、邪気を追い払えるとができると信じられて端午の節句には菖蒲を家の周りにぶら下げたり、ヨモギで作った人形をかざったりしていたそうです。

 

そして!!

 

日本にはもともと、早乙女と呼ばれた若い娘たちが、5月のこの時期の田植えをするときに豊作になりますように、と小さな小屋にこもって神様に祈り穢れを払う「五月忌み」という風習があったそうです。

 

 

ということで、最初は、健康を祈るために邪気を追い払い、作物の方策を祈る行事だったので、男の子だけの行事じゃないんですよ。

 

 

余談

 

 

米文化の日本にとっては、春の田植えと秋の収穫というのはとても大事なものだったんです。

といっても、春の食べ物の種まきと、秋の収穫時期は、たぶん、、どこの国も大事だったのでしょうね。

ケルト文化でも同じようだったようで、火祭りが1年に4つありそれが、冬至と夏至、春分と秋分と4つにわかれその時期にはお祭りをしていたんです。(いまでもそうですよね。ハロウィーンはそのうちの一つだし、5月のMAY DAYは古代ローマから由来するお祭りで、ヨーロッパ全土で同じようなお祭りがこの時期にあります。)

 

↓の棒は、メイポールといって色とりどりのリボンをダンスをしながら巻いていくものです。

 

 

多産と土地の豊穣を祝うケルトの火祭りのひとつである、ベルテンBELTANEでは、メイクイーンとキングが選ばれて、その二人を祝うために人々がこのメイポールの周りで一日中踊るらしいです。

 

 

 

 

なんか、、日本の神様の、いざなぎといざなみが柱を回って会ったのと、、ちょっとだけ似ているな。。と思いました。。。

土着信仰っていうのかな。。そういうのってほとんどの国にあるんでしょうね。

こういうことを知ると、世界はつながっているって思っちゃうだなあ。

 




 

ということで、、話がそれましたのでおさらいをします。

 

端午の節句は、もともと季節の変わり目に豊作を祈るために、若い乙女たちが身を清め、菖蒲をつるした小屋の中でお祈りしていた風習と、中国から伝わってきた端午節の風習が合わさってお祝いするようになったのです。

 

そして、そうこうしているうちに、武士が表れ始めると「菖蒲」が、「尚武(武芸に優れている)」ということや、菖蒲の形が刀ににていることから、菖蒲の形をしたものを着物に縫い付けて戦に出かけたりするようになり、男の子にとって縁起のいいものになり、武士たちの間に広まっていったのです。

 

そして、だんだんと男の子の節句のようになっていったのですわ。

 

 

だから、なんだか、男の子の日のような気がしちゃうんですねえ。

 

 

 

じゃあ、こいのぼりって、いつから飾るようになったの??

 

 

 

もともと、江戸時代には、将軍家に子供が生まれると家紋のついた旗や吹き流しや、幟(のぼり)を建てて祝う風習があったんだそうです。それに、武家では鎧や兜を飾って「男の子」の成長を祝いました。

 

でも、普通の町民はできませんよね。。そこで、

 

「わしらもなんかやりたいぜ。」

 

「ほな、幟たてちゃおうっと」

 

 

というかんじで、幟をたてるようになり、それが発展して「こいのぼり」になったのです。

 

日本人の極め方が、すごいですよね。

 

たぶん、最初は紙とかに絵をかいてそれを旗のように立てていただけだと思うんですよ。でも、そのうちに、器用な人がどんどんいろいろと改良して作っていって、今のような形になっていったんですね。

「こいのぼり屋さん」とか作っちゃって。経済も活性化しますよね!

 

もう、こういった一つの話でも、日本人がどれだけ「想像力」があるかわかります。

 

よく、「日本人は、真似ばっかりだ、コピーはうまいけど、想像力がない」と言われますけど、、

 

 

 

わたしは、全然そんなことないと思います。

 

 

またまた余談になりますけど、

 

こどもの日に折り紙でおる、兜ってありますよね。

 

あれも、すんごーーくたくさん種類があるんですよ!(折り紙の兜の種類じゃないですよ。本物のやつ)

 

黒田長政の兜とか

 

 

 

 

 

 

江戸時代には、こんなのも。。。(大坂歴史博物館) から写真ををおかりしましたー。)

 

 

 

もっともっと、たくさんあるので、興味のあるかたは調べてください。いっぱいでてきますよー。

 

 

 

はい、では、、兜のお話が出たところで、、

 

誰でも知っていると思いますけどね、、イギリスの大衆紙で兜をつくってみたざんす。

 

 

ちょっとーーユーチューブのカテゴリーに「COMEDY」って書かれているんですけど。。。 🙄

 

「educational」

 

ってかけないのかなあ。爆

 

次回の子供会は、5月20日日曜日です。

 

5月、6月までは、体験おためしができますので、ご興味のある方はお越しくださいませ。

 

 

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それでは今日も、最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました!

 




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