こんにちは。
第14回の歴史教室は、
「白村江の戦いと朝鮮半島の意味」
のお話でした。
これ、、題名見ただけで、、、すごい授業になりそうですよね。。
だって、朝鮮半島との関係って、、この時代から変わっていないのだから・・
さてさてさて、、
今日最初の、斎藤先生の質問です。
①
②
ちょっと、バレバレだったかもしれませんね。。赤い線がひいてあるので。。。。
でも、、答えてくださいね。
とても大事なので。。
そうです。。
「朝鮮半島」 です。
さて、、この朝鮮半島は、大陸と日本の間にある、「橋」に見えますね。
昔から、この朝鮮半島を通り、色々なものが日本に渡ってきました。
よいものあり、悪い例もあります。
よいもので言ったら、中国やインドからの進んだ技術や文化が渡ってきましたね。
悪い例で言ったら、元寇の時のように、(まだこの時間では生徒さんは習っていませんが)日本を侵略されるような危機がありました。
ただ、、日本は地政学的にみると、当時の朝鮮半島の国や、ヨーロッパの国、または遠く離れた南の島(ハワイ)などとくらべると、少しラッキ―な場所にあったといえます。これは、斎藤先生の授業の最初の方で習うのですが、
1.日本は大陸の一部ではなかったために、異民族に侵略され、蹂躙されるような経験がなかったので、独自の文化をゆっくりと形成していくことができたこと。
2.それでも、大陸からすごく遠い場所にあるわけではないので、文化や技術は輸入され学ぶことができたこと。
なのです。
また、これは、別の見解ですが、日本は天災が多く、(地震、津波など)他民族が来ても、定住したいと思えるような土地ではなかったのかもしれませんし、また、ブイブイ言わせた他民族が入ってきたとしても、自然災害の前では日本風に共存しなければならなくなって行ったのかもしれません。
まあ、とにかく、日本の立ち位置を地図を見てはっきりと知っておくことが大切です。(これは日本だけではなく、他の国の歴史や民族性を勉強するときにも役に立つと思います。)
上の地図を見てください。⇧
前回の授業で中大兄皇子が日本のリーダーになったと勉強しました。
そのころの、朝鮮半島の地図です。この時代は、3国時代といって、高句麗、新羅、百済と三つの国がそれぞれの地域を統治していました。
そして、これらの国々も、日本の統一と成長をみて、朝鮮半島を統一しようとしたのです。
ところが!!
もう一つの国が、虎視眈々と土地を狙っていたのですね。。(土地か。。?・)自分たちの国を拡張させようと思っていたのです。
さあ、、どこでしょうか???????
すぐに、わかりますか。。はい、そうです。
唐
でした。
あまり、今も昔も変わりませんね。。
そして、、
頭のいい唐の国は、あることに目をつけ、実行しました。。さて、、なんだったのでしょう。。
オセロをおもいだしてください。。
「挟み撃ち作戦」をやったのです。
これを、「遠交近交」といいます。
それはどういうことかというと、、、
一番遠い「新羅」と手を組み、まず、新羅に「百済」を攻めさせたのです。そして、長い間続いてきた、日本と仲の良かった百済が消えてしまったのです。おぼえていますか?第9回の授業で、「百済」の王様から
「金銅仏」が送られてきて、感動した欽明天皇は「仏教」を日本にも取り入れるかどうかを豪族たちを集めて話し合いをしましたね。
その百済が、あっという間に滅ぼされてしまったのです。
百済が滅ぼされた後に、百済からは、たくさんの人々が、逃げてきました。そのなかには百済の王様や王子もいました。そして、中大兄皇子に頼んだのです。
「百済にはまだ、武将たちが残って戦いの準備をしています。もう一度、百済を再建するためにどうか、手伝ってください。」と。
さて、、質問2です。。
「あなたが中大兄皇子だったら、どうしますか?」
1.助ける。(共に戦う)
2.助けない。(共に戦わない)
さあ、、どうしますか??????????????
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歴史教室ではですねえー
面白かったのが、大人と子供とでは、意見が分かれたことです。
大人が、「助けない。。」と、答えたのに対し、子供たちは、「助ける」と答えた方が多かったですね。
大人の私たちは、、、「自分の身に降りかかってきそうだから、ごめんだわ。」という意見で(笑)、
子供たちの方が、仁義があって、「今まで仲良くしてきた百済を助けるべきだ。」と答えていたのが印象的でした。
また、大人からも子供からも、「百済を助ける(いっしょに戦う)とおもう、なぜなら、百済が亡くなってしまえば、次は日本にせめてくるから」
といった意見もありましたねーー。すごい!!
さて、、実際どうしたかというと、、、
「助ける(共に戦う)」
だったのです。
それは、人道的な問題だけではなく、「日本」を守るためと皇子が考えたからでした。
なんだか、、、、これを読んでくれている大人の皆さんは、、何かに似ていると思いますよね。。。
似ているどころか、日清、日露戦争の時と同じではありませんか。。。。
また、現代、、今、2017年におこっている世界情勢、朝鮮半島についても同じことが言えると思います。。
歴史は繰り返されるのですねええええー。。。。
さてさて、、ここで始まるのが、
「白村江の戦い」(はくすきのえのたたかい)
なのです。
日本は軍船400隻、唐は170隻の軍船で白村江で激突しました。
日本は惨敗し、船は次々と燃え上がり、海は血の色で染まったとのことです。
そして、、このあと、唐が高句麗を滅ぼし、新羅が朝鮮半島を統一しました。
さて、、、、今度は、唐と新羅が戦うことになったのです。同盟国だったにもかかわらずですよーーーー。
ああ、信用ならないですね。
そして、日本に、2つの国から「応援してほしい。」と使者が来たのです。
なんてぬけぬけと。。。。
もうお分かりですね。。。
まあそれでも、第3の質問です。
中大兄王子はどうしたのでしょうか??
この質問もですねーー、、授業では意見がばりばりに分かれました。。
1.新羅と組んで、唐を撃退する。
2.一番強い国、唐と組んでおく。
3、巻き込まれたくないし、どちらにせよ強い国、唐と組んでも責められるのは時間の問題だから、中立。
と、まとめてみると、このような意見でした。
中大兄皇子(天武天皇)はですね、、どちらにもつかず、その代わりに、国のまわりを固めたのです。防衛に力を入れたのです。
たとえば、、、
水城 これは、高さ9メートルもある平野を閉塞する土塁と外濠をあわせもつ城跡です。
山城 これは↑の絵で見れますね。大野城は、朝鮮式の建て方で建てたお城で、数万人が籠城できるともいわれました。
山城については、こちらのサイトが詳しいです。(クリックしてみてください。)
水城、防人、山城,狼煙、、とあらゆる手を尽くして防衛の準備が整えられました。
また、都を奈良から大津に移して、敵の大群が来ても、上陸してすぐには、都を襲われないようにしました。
また、中大兄皇子、天智天皇のあとしばらくしてから、天皇になった天武天皇は唐と新羅の戦争の間で、兵はださなかったけれども、密かに新羅を応援しました。日本としては、唐が勝てば、次は日本に攻め込んでくることは一目瞭然だったので、唐には絶対に協力などするべきではないと考えたのですね。
(なんだか、、、今現在の政治状況にも似ていますね。。そのまんまのような気がするはわたしだけではないはずです。)
新羅は、地理的に、日本の大陸からの防衛線になっていたのです。
そして、、日本海は、自然のお堀のようなものだったのですね。
そういうことで、日本が唐に協力することは自分たちを自滅させることといっしょだったのでしょう。
ありがたいことに、675年に、新羅が唐に勝ち、朝鮮を統一しました。勝ったといっても、唐の領土を乗っ取ったのではなくて、大国マンモスジャイアン唐から、自国の領土を守ることができたといった方がいいのではないかと思います。
それにしても、、、ああやっと、、これで、日本も安心して、古代日本の国づくりが、勢いよく進めることができたのですね!!
第14課で勉強したことは、今現在の政治関係についても参考にできることが盛りだくさんでした。小さな生徒さんたちがよくもまあこういう話についてきているなーーと感心します。
でも、、斎藤先生の話し方がわかりやすいんですよねーー。図や写真をたくさん出して、解説してくれるのです。これがライブ授業のだいご味なんですけれども、 😛 わからないことはすぐにその場で先生にきけるのですよーーーすごいと思いませんか????
ぜひぜひ、皆さんに参加してほしいです!!!!
ちょっと補足の余談。。。
朝鮮の3国時代と同じように、同じ時期には、イギリスも7王国時代だったんですよ。
それで、こう⇧のBRITONSというところの⇧が、今のウェールズで、左下のさきっぽにあるのがいまのコーンウォールなんですね。
それで、BRITONSを抜かした7つの王国だったわけです。
面白いですね。
それで、なんで私がすごいと思うのかというと、、、、
この時代日本は「大和朝廷」で一応、統一されていたんですよ。
イギリスの中が7王国という、朝鮮の3国時代のときのように分かれていたときにですよーーー お国自慢しましょう。 😎
(いや、、別に自慢しなくていいんですけれども、、、)
なんとなく、、いい感じですよね。。日本。。。(謙虚) 😯
それではまた!!
次回の報告をお楽しみにしていてくださいね!(お国自慢、歴史授業自慢!!をお楽しみに―― 😀 )
Learn Japanの歴史教室は、まだまだ生徒さまを募集しています。
途中参加大歓迎の、4週間無料体験実地中なので、どうぞふるってご参加くださいませ。
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