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学んでみよう!「新日本建設の詔書」講座(日本が好きになる国語授業シリーズ)

学んでみよう!「新日本建設の詔書」
「新日本建設の詔書」と聞いて、皆さんは何を思いますか?
正直言って、『は??」と思う方の方が多いのではないでしょうか。
これは、中学校の歴史の教科書に書いてある「天皇陛下の人間宣言」と言われているものです。
歴史の授業は嫌いではなかったし、今でも日本だけでなく世界の歴史やそれにまつわる歴史は
結構好きな私でも、「人間宣言って何?」「は???」と思ったのですから、
歴史に興味のないひと、歴史の授業が好きではなかった人などは
もっと「?????」だと思います。
さて、、東京書籍の「新しい社会 歴史』という教科書の中に書いてある文を読んでみてください。(P.243)
(ISBN978-4-487-12232-5)
(引用)__________________________昭和天皇も、GHQの意向に従い、1946年(昭和21)年に「人間宣言」を発表し、
天皇が神であるという考え方を否定しました。
___________________________(引用終わり_「人間宣言」を発表し、、と言うことは、
今まで、昭和天皇も含めて国民全員、「天皇は人間ではない」
とおもっていたと言うことならわかるのですが、
私は今54歳で、私が小さい頃はまだ私の祖父も祖母も生きていましたし、
父も母も私が大きくなって色々と話をしていても、
「「天皇陛下」が人間じゃない。。」と思っていたと言う話は聞いたことがありません。
と言うことで、中学生の時に、このような話を聞いても
よく意味がわかりませんでした。さて、、ここで一番大事なことは
私も含めて「人間宣言???」と思っている人は
ちゃんとこの「人間宣言」と言われているものの証書を読んでいないんですね。
勝手に「戦前は天皇陛下は、神様だと思われていて戦争が終わって人間だよと宣言した。」
と言うような解釈を勝手に想像していたのです。この間、松田先生とお話をしていたときに
それがはっきりわかり、これが日本の国是を思い出し見つめ直す
詔書だということを知りました。
さらに、昭和天皇はこの詔書を1月1日に出しています。
新たな年を迎える中で、たくさんの方と日本の国是を思い出し軸をしっかりと持って
力強く生きるために、「新日本建設の詔書」を学んでみませんか?

  • 日時  令和4年1月22日(土曜日)
       日本時間午後9時から(80分)
  • 受講料  4,000円(4,000円+手数料260円 )

学んでみよう!松田先生との会話
(この講座の成り立ち+なぜこの講座をやろうと思ったか)

noriko
noriko

先生、教科書に載っている「人間宣言」という言葉って正しい説明なのですか?意味がわからないのですが。。

松田先生
松田先生

そうですね、、

教科書からなどの知識で「天皇の人間宣言」という言葉を聞かれたことがある方は
多いと思います。
そして、

昭和21年のお正月に昭和天皇から発されたご詔勅について「人間宣言」という表現で
説明がなされることがあります。

天皇陛下が発される詔勅や詔書には「詔勅」「詔書」とのみ題が記されており、
そもそも正式名称というものは存在しません。
それなので、その内容を要約して「明治改元の詔書」
または、「米英両国に対する宣戦の詔書」などと言う呼称が出来ています。
それにしても「人間せんげん」という要約はまずありません。

小学校高学年くらいの児童がこれを読解して題の命名をするとしても
「人間宣言」などという題をつける児童はまずいないでしょう。
よほど読解力がなかったとしても「人間宣言」という題は思い浮かばないはず…。

これは寿司の包装に「焼きそば」と書いてあるくらい中身と外見がちぐはぐなのです。

noriko
noriko

なるほど〜..ではなんなのでしょうか?

松田先生
松田先生

通称として使われることがある「新日本建設の詔書」こそ適確な表題だと思います。

noriko
noriko

「新日本建設の詔書」????

松田先生

松田先生

 

新しい日本を建設しましょう。

私は人間です。

これ、全く違いますよね。

当時、実質的に日本を統治していたGHQの意向により
「私は人間です」という内容で国民に語りかけなさい…という力がはたらき、
その結果発されたのがこのご詔勅ではあるのですが、
世間で言われている「人間宣言」という呼称だけで
「なるほど、そんな感じなのか」と
中身を読まずに納得してしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

noriko
noriko

はいーその通りです。
子供には全然意味がわからないと思うし、解釈するとそうなると思います。
子供心に「わからん..」と思っていました。

松田先生
松田先生

実のところかつての私のその一人です。
しかし読んでみると「人間宣言」という俗称がいかに的外れなものであるかということに気付きました。

noriko
noriko

ですよねえ…的外れすぎます!

松田先生
松田先生

皆さんの中に「戦前、天皇は神として扱われていた」
という説明を聞かれた方がおられるかも知れません。
しかしこれは狂気の国・日本を連想させるような仕掛けだったのではないかと感じます。

noriko
noriko

他の国の人もそう思っている人が多いような気がします。
私が「昭和天皇大好き」というと???という感じです。

松田先生
松田先生

というのは、古典の世界でいろいろな国語に出会う中、
天皇を「神」として扱ったものはごく一部の例外を除いてほぼありません。
昭和戦前の世代でも「天皇は神だと思っていた」という人はまずいないのです。

noriko
noriko

そうですよね。私も、祖父や祖母のようなあの時代に生きていた人に
そのようなことを聞いたことはありません。

松田先生
松田先生

だからこれは、
わが国が経験した歴史上最大の戦争、その敗戦からわずか5ヵ月後のご詔勅、
その内容はまさに「新しい日本を築き上げていく中、この原点に回帰して、
こういう心持ちで未来に進んでいこう!」というものなのです。

noriko

noriko

ええええー「人間宣言」

とは全然意味が違うじゃないですか!

松田先生
松田先生

そうなんです。

ところで、、
東アジアの不安定要素が日に日に増し、残念ながらわが国の経済は
その力を30年間停滞させています。
社会制度が時代にそぐわなくなっている不都合は各所で頻発していますよね。

noriko
noriko

はい。私がびっくりしたのは、私が11歳の時のレストランのメニューの値段と
場所にもよりますが、今の値段があまり変わらなかったことでした。

松田先生
松田先生

外患と内憂…この状況は昭和21年「新日本建設の詔書」が発された際はもっと今より過酷であったと思います。
寒さをしのげず飢える人々、職を失って路頭に迷う人、敗戦国として主権を逸失し、次から次へと難題を押し付けられる日々…。

noriko
noriko

………..

松田先生
松田先生

今も、現実的な状況として「Japan as Number One」と言われたのは過去の日本であり、制度疲労を含めた社会の閉塞感は年々強くなっているように思われます。

noriko
noriko

……そうなんですね。

松田先生
松田先生

そんな時だからこそもっとつらい時代に日本の再生に向けて
昭和天皇が示された方針である「新日本建設の詔書」を
じっくり読んで学ぶことが大切だとおもうんです。
前回開催した、
終戦のご詔勅と新日本建設の詔書、
これを双方学ぶことが戦後日本の起点を見つめ直す基本であると思います。


内 容
■「人間宣言」と教科書にさえ書かれている「新日本建設の詔書」を松田先生の毎回作ってくださる
簡潔だけど内容の濃い資料ととともに、読み込んで解説をしてもらいます。
■昭和天皇がなぜ「新日本建国の詔書」を昭和21年(西暦1946年)に発表したのかを読み解きます。

松田先生
松田先生

■日本史上最大の戦いに多大な犠牲を出して敗れ、国が始まってから約2,600年目に初めて外国に占領された日本。そんな状態で初めて迎えた新年=昭和21年。 そこで示された詔書は新時代の礎。その先の未来を生きている私たちはその礎を学んでおきたいもの。 昭和天皇の御製を拝誦して戦後日本の歩みや大御心を知り、また詔書原文を国語的アプローチで読みときます。

この講座からどんなことが学べるか?

■「人間宣言」という通称が内容とかけ離れていることに気づく。

■戦後日本が立ち返るべき原点を昭和天皇がどうお考えだったかが分かる。

■昭和21年正月にこの詔書が煥発された内外の背景が分かる。

■大昔から、日本という国を先人たちがどのようにしてきたかったか分かる。

■これを双方学ぶことが戦後日本の起点を見つめ直す基本になる。

日 時

令和4年1月22日(土曜日)👉日本時間午後9時から(80分間)

場 所

オンライン会議室ZOOMを使います
(ZOOMについての説明は下記をお読みください)

料 金(80分講座+教材込み)

① 4000円+(PayPal手数料260円)
 (80分講座+教材込み)
銀行振込、クレジットカードにも対応しておりますのでペイパルアカウントがなくてもお支払い可能です
復習のための動画配信もいたします(視聴期間3ヶ月間 希望者は延長あり)

動画配信あります

用事があって、時差の関係でどうしても当日参加できない方はご安心ください。
動画配信(期間限定)もします。

右フォームからお申込みください

右(*スマホの場合は下部)の申込みフォームよりのお申し込みとなります。
※必ずLearnJapanの利用規約ライシーポリシーをお読みの上、ご参加ください。

PayPal

*このウェブサイトからお支払いの場合は
必ず右のお申し込み用紙にご記入ください*

令和4年1月22日(土曜日)日本時間午後9時から
「学んでみよう 新日本建設の詔書講座」
四千円+(ペイパル手数料二百六十円) 合計四千二百六十円



ZOOMってなあに?

Zoomはスカイプのようにインターネット環境とPCやモバイル端末があれば、
世界中どこからでも、簡単にテレビ会議ができるシステムです。

パソコンで参加
こちらからお客様に送ったリンクをクリックしていただくだけで自動的にダウンロードして会議室にお入りいただけます。
タブレット,スマホで参加
ご利用の端末にZoomのアプリケーションを事前にインストールしていただき、その後アプリケーションを開きこちらがおくったパスワードを入れていただけるだけで、会議に参加ができます。
ご受講に必要なもの
デジタル端末(PC・タブレット・スマートフォン)もし、ご使用にご不安な方は事前にご連絡をくだされば、一緒に入れるように練習の日を作りますのでご安心くださいね。

ここからは教育者向け、「松田先生の教師養成講座」にご興味のある方、もしくは…
教師になりたいわけでないけれども、自分自身のために目標をもって先生の講座を受けたい!
という方へお知らせです。

去年から国語Worksの松田先生に、
日本が好きになる!国語授業講座
日本が好きになる!国語授業 (開戦のご詔勅を読んで学ぶ編)
素読わくわくシリーズ
わくわく紀元節(即位建都の詔)
さらに、
海外向けに「親子で素読」教室

を開催してきました。(動画販売をしていますので、今からでも全て視聴できます)

その間に、「松田式の教師養成講座があったらいいなあ。」というお問い合わせもありました。
ご存知の方も多いと思いますが、松田先生は「素読」という方法で
子供達の国語能力を伸ばす授業をなさっています。
素読と聞いて、「?」と思う方もいらっしゃると思うので、
そちらの説明はこちらのWebサイトを読んで欲しいのですが、
LearnJapanとしても、先生の授業要素を取り入れた国語授業が海外でできたら(もちろん日本国内でもですが)
そして、そのような先生がたくさん現れたら、国語革命のようになって楽しいなあという思いがずっとありました。

そこで、どのような形ならば、
①受講者さんたちに、松田先生の授業方式を伝えられるか
②学びたい人たちが(教師ではない方も含む)
精神的にも金銭的にも負担なく受講していただけるか

ということを
松田先生と検討した結果、素読を使っての指導法を身につけたい方や、
自分自身の教養のために参加している方に
下記のように、修了証を発行することにしました。

レベル1 修了認定
レベル1 指導者認定

レベル2修了認定
レベル2指導者認定

レベル3修了認定
レベル3指導者認定

まだ、どの講座を取り入れるかなどのなカリキュラムは構築中ですが、
(カリキュラムが出来次第またお知らせいたしますね。)
レベルの目安は、以下の通りです。

レベル1 ■月名の異称の素読、由来説明ができる
■12ヶ月それぞれの月にちなんだ俳句、和歌を合計で24(12句+12首)の素読と意味説明ができる
レベル2 ■古事記から12、万葉集から12、論語から12、三字経から12のフレーズを素読し、意味説明ができる
レベル3 ■和漢の漢詩、平家物語、太平記、その他の和漢の古典からやや長文のフレーズを合計24ほど素読し、
 解説できる

教育者認定用には、模擬授業と、ミュートでの「親子で素読」授業への参加は必須となります。

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