こんにちはー。
前回は平安時代の文化についてお話をしました。
400年近く続きた平安時代。。
絵を見ても優雅さがわかりますね。
さて、、
いままで第1回から習ってきたことで、
「日本の世界一」
をあげてみましょう――。。というところから授業が始まりました!!
なにがありましたっけ??
え?・忘れましたか??
わーーーーーすーーーれーーーーなーーいーーでーーくださいねえーー 😯
斎藤先生がまとめてくれたので見てみましょう!!
⇧覚えていましたか??
こうやってみてみると、「ああーーそういえばそうだったーー」と思うでしょう。
私なんて特に、昭和生まれで「外国のものはすごいわーー」と教わってきたこともあって、まさか、まさか日本がこんなに世界一保持者とは知りませんでしたよーー 😳
まあ、世界一だから、なんなのさ?・という方もいるでしょうし世界一だから、えらいとかそういうわけではないのですけどね、、、、、(でもやっぱりすごいですよね。。うふふ)
よく、
「日本人は人が発明したものを発展させることがうまい」だの、
「真似をして品質改良するのが得意」とか、
「自分で考えることができない、発明ができない」
などなど、言われるんですけど、
そんなことないじゃないですかね――。
しかも私たち日本人が「自分たちは発明がにがて」なんて思っているのも、(わたしもそう思っていましたけどね)間違っているのではないかと思います。
全然、にがてじゃないですよ。
例えばですね、、、発明というかはわかりませんけど、簡単なところでいうと、
「紙芝居」
って、日本初って知っていました??
私は知りませんでしたよ。どこの国でもあるのかと思っていたんですね。そしたら、日本初っていうではないですか。。だから、イギリスの子供たちは「紙芝居」をみたことがないんでしょうね。パペットショーみたいな、人形劇は、海辺でやっていますけど。。
あと、、折り紙もいれちゃいましょう。
折り紙だって、あそこまでアートにして遊びにしたのは日本なのですからねえ。
もちろん、似たような遊びはどこの国でもあるのかもしれませんけどね、
ということで、、、
今日の余談1.
(100円ショップのサランラップでも、きれいに切れて当たり前だと、日本に住んでいる方は思っているかもしれませんが、高いお金を出してもよく切れないサランラップをいまだに売っている国(イギリス)がたくさんあるのですから、「発明できないんですよね―日本人って、開発するのはうまいんですけどね。」などと自分たちで二度と言わないでくださいね。いばる必要はないですが)
たかがサランラップと言わないでください。主婦は毎日?使います。
すみません。。「世界一」で、一人で盛り上がってしまいました。
はい、今日の斎藤先生の授業の本題に行きます。。
なんだと思いますか??
ヒント。。
毎日使っているもの。
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わかりましたか?
これは、小学校6年生の国語でも習いますね。
なんです!!!!
また、こちらもですね。
いっやーすごくありませんか?
「ひらがな」は、漢字をそのまま続けて書いているうちに、だんだんと形が整ってきてできた字で、(⇧を見てください。)「カタカナ」は、漢字から一文字とって簡単にした字なんですね。
そして、この発明により、「漢字の知識がある学者」だけでなく、誰でも話し言葉をかんたんに字にすることができるようになったのです!!
ということは、自分たちが使っていて、耳にする言葉(大和言葉)でそのまま文章がかけるようになったのですよ。画期的ではありませんか!!
そしてですね、漢字を全部覚えなくても、ひらがな、かたかな50音を覚えてしまえば、だれでも文字が書けるんですよ。
すごいすごいすごい!!
そういうわけで、
なんと!!さらに「世界初」が生まれたんですよ!!自慢 😆
平安時代ーー文字ーーーーー文学==
と、くれば、、
そうです。この人です!!
紫式部ですよ。。
まず、紫式部が書いた、「源氏物語」は、世界最古の、作者のわかっている長編小説といわれ、これは、世界初の女性が書いた文学と言われているんですね。
それでですね、「世界最古の」というわけで、いろいろ調べてみたんですが、「世界最古」と言われている本とか文章っていっぱいあるんですよ。もうそれこそ、紀元前から。
でも、
1.「長編文学」で、
2.「作者がわかっていて」
3.紙に書いてあって、
4.女性
と条件を満たすとなるとですね、、やはり「紫式部」の「源氏物語」しかないのです。
(世界各国の国立図書館に行って調べたわけではないので、絶対と言えないのであしからず。もし、だれか他にこの条件を満たす人でもっと早い時期に長編小説を書いている方を知っていたら教えてくださいね。お願いします。
うんちく2.
ひとつだけ、ひええーーとびっくりするくらい前に書かれたといわれる女性が書いた初めての作品があります。
世界最古の女性詩人で、「エンへドゥアンナ」という、紀元前2285年から2250年ごろの古代、メソポタミアのアッカド王、サルゴンの王女様の作品だそうです。これはすごいですね。粘土板に書かれています。
(「インターナショナルウーマンズディ」という記事で書きましたのでよかったら読んでみてください。))
あの時代11世紀にあれだけの長編文学を、ヨーロッパからみると一番端っこの方にポツンとある、島国から、しかも、、、国連情報で言えば「女性差別」があると言われている日本で、
「女性作家」が書いたということは、結構すごいことではないでしょうか。。
ああわたし、、「結構」と書きましたが、
すごい
ですよ。大きい声でいいます。
「石」や、「粘土板」にかかれているのではないですよ。
「詩」じゃありません。
「今でも楽しめる長編,創作、物語」なんです。
素晴らしい随筆を書いた清少納言もすごいなああああーと思うのですが、
「随筆」って、結構書いている人がいるんですよね。古今東西、女性も含め。
それでも、、
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく、山ぎは少し明りて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる。
夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くも、をかし。」
枕草子の、この書き出しは素敵ですねえええー。
「春はあけぼのーーー。紫立ちたる。。。。--」
「をかし」
なーーんて、風流があるではないですか。。
そして、、いろは歌も作られました。
こういったものは、何回も暗唱して覚えたいものです。
歴史教室に参加してくれている生徒さんは覚えてくださいねえー、といいましたよ。もちろん。
暗唱って、いいですよね。日本の教育は暗記の詰め込み、、と言われていますが、(今はわかりませんが)こういったことは、教養として暗記したらいいと思うんです。意味は分からなくてもいいんです。大人になった時に、「はっ」と電光のようにぴかって光って「なるほどなああー」と思うときがくるのです。よい詩や文を読んで覚えることは、あとあとの実となり血になります。
英語の勉強でも文を丸ごと覚える方法がありますよね。おもしろいもので、言葉の構造とか意味がわからなくても「はっ」と気が付くときがあるんですよね。反論のある人もいるかもしれないのですが、「言葉」は「文化」だと思うのです。この「いろは歌」を読むだけで、日本人が物事を面白く楽しく学習とする気質があることや、日本人の人生観や物の見方がみえてくるのです。
さて、、斉藤先生からの、最後の質問です!!
どうして仮名(仮の文字)と呼ばれたのですか?
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まあ、⇧の漢字を見れば一目瞭然でしたかね。
そうですよ。
「仮の言葉」だからです。
なんだかな。。「仮」の言葉だって――――??
漢字は、「真名」とよばれたそうです。。「真」の「名」。。。
なんじゃらほい。。というかんじですね。。
でも、わたしのように、「きききききーーっ」と怒らないで
平安時代の女性はいいました。。
漢文では自分の感情や気持ちや考えをそのまま素直に表すことなんかできないわ。
大和言葉で考えや気持ちを表すのには仮名で書くのが一番よ!
男たちも素直になればもっと頭も良くなるんだけど。かわいそうに・・・。
わははっははっはっはー
強いですねえ。
わたしもこのように懐が深い女性になりたいと思います。
まとめ。
平安時代の文化は、「仮名文字」の発明により(女性が漢字を崩して書いて)紫式部や清少納言のような女流文学者が活躍するようになったのです。読み書きができる人が増えるようになり、その結果、古今和歌集などの和歌集ができたり一般の人が和歌を詠み、自分の気持ちを書き表すことができるようになりました。
現在普通につかっている仮名文字の発明は、日本人の教養を高めるのに今の私たちが考えているよりももっと貢献していたということがよくわかりました。
次回第19回歴史授業では、とうとう武士が登場します!!
お楽しみにしていてくださいね。
今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました!!
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