はたらく。。という日本語。
皆様、こんにちは
家の中はまだぴかぴか、ライトが付いたり消えたりしていますが、怒涛のようなクリスマスも終わり、後はゆったりと年越しをするだけになりました。わははははは。
此方では、クリスマスが日本のお正月のようなものなので、クリスマスまではめっちゃ忙しんですけど、これが終わるとバーゲンが始まりあと2,3日もすると普段の生活に戻ります。1月2日から働いていますしね。
さて、、
この間、日本語を勉強する人のためのテキストを読んでいて(「できる日本語準拠、楽しい読み物55」)その中の「日本を知る」というコラム(越川禮子「江戸しぐさ」朝日新聞社。より)にこのように書いてありました。
「傍(=自分の周りにいる人)を楽にする」働き
おおおーー
つまり、
「働く」ということは、
「傍(かたわら、自分の近くにいる人)を楽にしてあげるため」ということから来た言葉?
す、す、すごい!!
と思いました。
いっやー「知っていたよ」という方もいらっしゃると思いますが、わたしには、これって日本人のメンタティーが表れている言葉だって思ったんですよ。まあ、日本人だけじゃなくて、そういう方はどこの国にもいらっしゃいますが。
「自分のしごとじゃないから」
「私が食べたものじゃないから」
「僕が落としたごみじゃないから」
といって、そのままにしておく人がおおいんですよ。
(うちの子供ですけど。 😎 )
昔、16人くらいで大きいパブをシェアして住んでいた時にも、だれーーもお皿を洗わないので、毎日私がみんなの分を洗っていたことがあったっけ。まあ、お皿洗いは大好きだからよかったんだけど、その時にも皆いっていたな。
「自分の分は洗った」と。。 🙄
それだけじゃなくて、外に行ったときに、使ったものを元に戻しておかなかったり、マクドナルドで食べたときなどにそのままにするので、「かたずけなさい」と怒ったら
「かたずけると、かたずける人の仕事がなくなるから、しなくていいんだよママ」
と言われた時には、
ぐわわわわーーんーーと怒り爆発して
「働いている人を楽にさせるためにかたずけろ!」と怒鳴ったことがありますが、 😳 9(前にも書きましたね)
(うちの子供だけでなく、大人でもそういう考えの人が多いようで、ごみをぽいぽい置いておく人を見ます。)
子供たちには
「マミー働いている人のためにきれいにするってどういうこと――??」
とぎゃははははははー
と笑われましたが、
真剣な顔でいいましたよ。
「あななたち、、だからあなたたちの国は、いつまでたってもサービスが向上しないんだよ。。
あなたたちが最低限のことをやれば、あそこで働いている人たちは、別のサービスができるでしょう。
そしたら、お互いいい気分になれるじゃないの。」
とね。
話がまたながくなりましたけど、、
こういった経験があるので、この言葉が身に染みたんですわ。
「はたらく」ということの日本人のメンタリティー。。がこの言葉にぴったりあてはまっているな。。と
実際ののところ、この「傍楽」というのはあて文字でそういった意味はないのかもしれませんし、本当のところは私にはわかりません。
ただ、わたしは「はたらく」という言葉に当てはまる漢字はこれが一番ぴったりくるんですね――。
人間って、誰かのために何かをして、それを喜んでもらうことを幸せにする生き物だと思うんです。
「誰かを楽にしてあげたい」という気持ちの連鎖で生きていくってすてきじゃないですかああー(森田健作。。古いですか。)
そして、、、、「はたらく」「傍を楽にさせる」って、世界中の人々が、愛する人や誰か大切な人のため、もしくは誰かのために、やっていることですよね。うふふ。
とにかく、、
私の今年2017年素敵な日本語大賞に決定ですわ。
皆さんの大好きな日本語は何ですか?
お知らせ
さて、ここからはお知らせでーーす!
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また、
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それではまた!!
最後までお読みいただきどうもありがとうございました!
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